【NFT カードゲーム】cryptospells

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NFTやメタバース関係に投資している、これから投資を増やしたいと思っているので『NFTの教科書』という書籍を読んでいます。

 

その中で『cryptospells』の話題が出てきたので、今更ながらこのゲームについて、カードゲーム好きの視点から少し書きます。

今更ですが。

 

・ゲーム性

いわゆるハースライクのカードゲームです。

国産だと、シャドウバース やドラゴンクエストライバルズ等に近いゲーム性です。

カードにはそれぞれコストが設定されており、高いコストのカード程強力な効果が設定されています。

自分のターンが来るごとに、使えるコストが1づつ上がっていき、自分と相手交互にカードを出し合って先に相手のライフを0にした方が勝ちです。

相手のターンには何も出来ないタイプのカードゲームです。

 

共通カードと固有の文明カード(職業というかヒーローというかクラスのようなもの)を組み合わせてデッキを作るタイプです。

個人的には青文明が好きです。

マジックボトルという回復やダメージ、マナを増やす等の効果のあるトークンを増やすカードが面白いです。

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・操作性

余り良く有りません。

何というかふた昔前のゲームのようなイメージです。

バトル中の読み込み等動作が重いため、気になります。

キーワードやトークンカード等バトル中に調べる事が出来ないのも困りますね。

また、操作性が良くないのに、自ターンの持ち時間がかなり短く、コントロールデッキ等は時間との戦いとなりそうです。

 

・面白い点

上位レアのカードには発行枚数に制限があります。

(最上位カードのリミテッドレジェンドは最大9枚など)

無料では手に入らず、購入のみなのですが、このカードレンタル出来るんです!

レンタルショップのようなところで、金額を決めて貸し出せるので定期的にSPLというゲーム内通貨を得られます。

このSPLはカードと交換する事が出来、手に入れたカードは仮想通貨で売買出来るのでカードをレンタルしてお金を稼いでいるような感じですね。

 

・個人的な感想

カードゲームは全てのデッキを組めるようになるところがスタートラインです。

カード資産の差によってデッキ幅が制限される、妥協したデッキで戦うのはカードゲームの公平性が損なわれてしまいます。

勿論、紙のカードゲームでも限定のカードがないわけではないですが、カードパワーが抑えられているものが多いです。

 

その点、このcryptospellsの発行枚数が限定されているカードのカードパワーはとても高く影響が大きいです。

 

発行枚数が限定されていない低レアのカードのみのレギュレーションもあるようですが、それをスタンダードとするのであればNFTを利用した独自性がなくなってしまうと思います。

 

また、NFTの特性として、特定のメタバースのみではなく、異なるメタバースにもデジタル資産として持ち込める、というものがありました。

 

カードゲームにおいては、この特性はゲームのルール自体が異なるのでうまく生かす事が難しいのでは、と思います。

 

MTGのカードをハースストーンに持ち込んでもルール違いすぎて遊べないでしょう。

 

ゲームを遊ぶ事で資産が増えるというのは、新しい試みのように思えますが、ゲームを色々遊んできた人間としては、まだメタバースだから、NFTだからできる事、というのが見えてきません。(あるにはあるが、革命かといわれるとMMORPGの延長線上にしか正直見えない)

 

今の段階では金が増えるかもしれないから、無理やり遊んでいるようにしか見えません。

今後、強力なIPをもった企業のNFT等が出たときにどのような流れになるのかが楽しみです。